【美味しい・健康にいい・淹れやすい】粉末緑茶にデメリット・弱点はあるのか?

健康にも美容にもいい成分が多く含まれていて、日本人には欠かせない飲み物。それが緑茶です。コップにサッと粉を入れてお湯や水を注ぐだけ。お手軽に用意できてしまう粉末緑茶なら、思わずゴクゴクとたくさん飲んでしまいますよね?

美味しい・健康にいい・淹れやすいとメリットだらけの粉末緑茶に、はたしてデメリット、弱点なんてあるのでしょうか?

1.粉末緑茶のデメリット

「万病に効く」とも言われる緑茶のデメリットをあえて挙げるとするならば、体に悪い影響を及ぼす成分が含まれていることでしょうか。

ただし、それはあくまでも「過剰摂取」したケースでの話です。普通の食生活を送っている方なら、常軌を逸した量の緑茶を飲まない限り、なんの問題もありません。過剰摂取に注意したい成分は、カテキン(タンニン)とカフェインの2つです。それぞれ見てみましょう。

1-1.カテキンによる悪影響

体内の酸化を防ぐ、抗酸化作用や殺菌、消臭、解毒作用など様々な健康効果があるカテキン(タンニン)。摂取すればするほど身体に良さそうなものですが、カテキンは鉄分と結合しやすい性質があることから、鉄分吸収のさまたげになるとも言われています。

植物性と動物性の食品をバランスよく食べている方が緑茶をたくさん飲み、たくさんカテキンを摂取したところで大きな影響はありません、ただし、妊婦さんや貧血症の治療を受けている方は要注意。胎児の成長にはたくさんの鉄分が必要になりますし(妊婦さん向けの鉄分のサプリがあるくらいです)、貧血気味の方はそもそも鉄分が不足している状態ですから、カテキンが含まれている緑茶を飲むのはほどほどにしたほうがいいでしょう。

なお、さまざまな文献をあたってみましたが、身体に悪影響を及ぼし始めるカテキン摂取量のエビデンスはありませんでした。悪影響を及ぼさない1日あたりの緑茶の摂取量については、次の「カフェインによる悪影響」で記した量を目安にしてください。

カテキンのメリットに関しては、「カテキンで体脂肪が減る!?カテキンに含まれる2つの効果」や「カテキンの殺菌効果を最大限生かす2つのコツ」でも詳しく取り上げています。併せてご覧ください。

1-2.カフェインによる悪影響

コーヒーでお馴染みのカフェインは緑茶にも入っています。最近だと栄養ドリンク、エナジードリンクに入っていることも有名ですね。

食品名 カフェイン濃度(100mlあたり)
コーヒー 60 mg
インスタントコーヒー (顆粒製品) 57 mg
玉露 160 mg
煎茶(粉末緑茶) 20 mg
紅茶  30 mg
ウーロン茶  20 mg
エナジードリンク又 は眠気覚まし用飲料 (清涼飲料水) 32 ~ 300 mg

引用:https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf

カフェインは覚醒や利尿、体脂肪分解といった作用が効能として知られていますが、過剰摂取することでこれらの効能が一転デメリットに。例えば、就寝前に粉末緑茶をたっぷりと飲んでしまうと覚醒作用が強く働き、眠りたいのに眠れない…なんてことがあり得ます。

ではどのくらいの摂取するとカフェインの過剰摂取になるのでしょうか?

実は日本国内ではカフェインの一日摂取許容量(ADI)は決められていません。カフェインの影響度は個体差が大きいから、というのがその理由だそうです。なので、参考にしたいデータとして食品安全委員会(内閣府に設置された機関)は、世界保健機関(WHO)や欧州食品安全機関(EFSA)といった海外機関の資料を公開しています。

悪影響のない最大摂取量  飲料換算 機関名
妊婦 300mg / 日 世界保健機関(WHO)
200mg / 日 欧州食品安全機関(EFSA)
300mg / 日 コーヒー マグカップ2杯(237ml / 杯) カナダ保健省
授乳中の女性 200mg / 日 欧州食品安全機関(EFSA)
健康な子供及び青少年 3mg / kg 体重 / 日  欧州食品安全機関(EFSA)
健康な子供及び青少年 2.5㎎ / kg 体重 / 日  ・コーラ1缶(355 ml)当たりのカフェイン含有量36~46 mg・エナジードリンク1缶(250 ml)当たりのカフェイン含有量約80mg カナダ保健省
子供(4~6歳) 45mg  / 日
子供(7~9歳) 62.5mg  / 日
子供(10~12歳) 85mg / 日
13歳以上の青少年 2.5㎎ / kg 体重 / 日
健康な成人 400mg / 日 (3mg / kg 体重 / 1回) 欧州食品安全機関(EFSA)
400mg / 日 コーヒー マグカップ3杯(237ml / 杯) カナダ保健省

引用:https://www.fsc.go.jp/factsheets/index.data/factsheets_caffeine.pdf

妊娠していない成人がカフェインを摂取して悪影響が出ない量はカナダ保健省の数値によると、1日400mgです。最初の表の記載にある通り、煎茶(粉末緑茶)に含まれたカフェイン濃度は100mlあたり20mgですから、ざっと2Lの緑茶を毎日飲み続けてもカフェイン量に関して問題はありません。

ちなみに、カフェインは緑茶以外の食品にも含まれています。緑茶のことだけしか頭にないと、実は他の食品分も足したら過剰摂取になっていたというケースもあり得ますので注意しましょう。

2.粉末緑茶ならではのデメリット

急須で淹れる緑茶と比べて粉末緑茶のデメリットがあるとすれば、茶葉よりも風味が落ちやすいことと、水に溶けにくいことくらいです。

緑茶が劣化するのは他の食品と同じように、空気(酸素)、水(湿気)、熱(温度)、光(紫外線)が原因。茶葉と比べて粉末状の緑茶は空気や熱に接する面積が大きいため、劣化しやすい(=風味が落ちやすい)と言われています。

ただし、粉末緑茶の商品は飲みきりの小包装タイプや、チャック付きの袋など、商品の劣化を防ぐパッケージがほとんど。チャックの閉め忘れに注意すれば風味を長持ちさせることが可能です。

また、もう一つの粉末緑茶ならではのデメリットである「水に溶けにくい」ことについては、多少目をつぶっていただくしかありません…。粉末緑茶で冷たい緑茶を作る場合、最初に熱湯でできる限り溶かしてから、たくさんの氷を入れて冷やしましょう!

3.粉末緑茶の三大メリット

粉末緑茶のデメリットは以上です。すでにご存知かもしれませんが、ここで改めて粉末緑茶のメリットを確認しておきましょう。メリットはずばりこの3つ!

3-1.淹れやすい(茶器いらず)

お湯か水で溶かすだけで美味しい緑茶の出来上がり!

粉末緑茶の一番のメリットは何といってもその“お手軽さ”にあります。必要なのは茶碗やグラスだけ。急須などの茶器が揃っていなくても問題ありませんし、急須に残った茶殻を処理する手間も省けてしまいます。まさに「お茶の子さいさい」ですね!

3-2.健康成分が豊富(茶葉を丸ごと食べてるのと一緒)

カテキン、カフェイン、テアニン、ビタミンといった茶葉に含まれている健康成分は、お湯で浸出させても20〜30%ほどしか溶けず、ほとんどが茶殻に残ってしまいます。

その点、粉末緑茶はお茶の葉っぱを丸ごと粉末にしているため、急須に淹れて飲む緑茶に比べ、より多くの健康成分を摂取できるのです。

3-3.アレンジしやすい(飲み物、食べ物)

緑茶として飲むだけでなく様々なアレンジをお手軽に楽しめることも粉末緑茶のメリットといえるでしょう。抹茶塩(天ぷらにつける用)、緑茶茶漬け、緑茶パスタ、ヨーグルト粉末緑茶トッピング、緑茶クッキー、抹茶風ラテ、緑茶ハイ……などなど、様々な料理やスイーツ、ドリンクのレシピに使われています。

アレンジレシピについては「新しい美味しさ発見!緑茶のアレンジレシピ10選」の記事を参考にしてください。

4.おすすめの粉末緑茶

おすすめの粉末緑茶商品をご紹介します。デメリットとメリットを分かった上で「よし!粉末緑茶を買ってみよう!!」と思った方はチェックしてみてくださいね。

お茶入れて明王 まるごと栄養粉末茶

画像引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/myouou/69.html

創業31年の老舗のお茶屋が開発した粉末緑茶。商品名の通り、静岡の高級深蒸し茶の持つ栄養素を“丸ごと”摂取できます。

京都宇治抹茶がブレンドされていているので味わいはほどよくまろやか。

スティックタイプの小包装。無添加、無着色、無香料なので、衛生的にも健康的にも安心感があります。

カテキン、コエンザイムQ10、オメガ3、ビタミンE、ビタミンC、食物繊維など商品パッケージには「30種類の栄養」とありますが、現在は70種類の栄養素が確認されているとのことです。

なお、この粉末緑茶を製造販売しているお茶会社の製品は、お寿司チェーン店の約50%以上のお店で使われているとのこと。様々なタイプの粉末茶を販売しています。

メーカーサイト

他にもおすすめの粉末緑茶を探したい方は「実は美味しい!【粉末(インスタント)緑茶】のおすすめランキング」の記事をご覧ください。様々なタイプの粉末緑茶を取り上げています!

まとめ

デメリットよりもメリットの多い粉末緑茶。ぜひ自宅に常備し日常的に楽しんでいただきたいものです。

ただ「薬も過ぎれば毒になる」といいます。健康やダイエット、美容に良いからといって飲み過ぎにはくれぐれもご注意くださいね。

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