粉末緑茶は美容と健康の役に立つ?ダイエットや美肌への効果を解説

粉末緑茶はすぐにサッと溶けて、おいしいお茶が飲めるのでとても便利なものです。

しかし、粉末緑茶はただ便利なだけではなく、美容や健康にも役立つと言われているのです。

いったいそれはなぜなのでしょうか?栄養面から詳しく解説します。

Contents

1.粉末緑茶って、どんなもの?

まずはそもそも、粉末緑茶とはどのようなものなのか解説します。

1-1.粉末緑茶とは

粉末緑茶とは、煎茶の茶葉そのものを砕いて粉末にしたものです。

カテキン等の他、食物繊維やビタミンEなど不溶性成分まで、茶葉の栄養素を丸ごと摂取できるという特徴があります。

1-2.インスタント緑茶との違い

インスタント緑茶は、一度抽出した緑茶を乾燥させ、顆粒・粉末状にしたものであり、茶葉そのものを砕いた粉末緑茶とは根本的に違います。

栄養価もカテキンやテアニン、ビタミンC等、水溶性成分しか摂取できないという特徴があるのです。

1-3.抹茶との違い

抹茶は「碾茶」(てんちゃ)という茶葉を粉末にしたもののことです。品種は「あさひ」や「さみどり」、「うじひかり」といったものが主に使われています。

粉末緑茶はの原料である「煎茶」は、栽培品種の7割を「やぶきた」が占めており、抹茶と粉末緑茶は原料が違うのです。

2.粉末緑茶の栄養素がもつ効果とは?

それでは、粉末緑茶に含まれる栄養素にはどのような効果があるのか、詳しく見ていきましょう。

2-1.カテキンのダイエットサポート効果

カテキンは血糖値の急激な上昇を抑えるはたらきがあり、食事中や食事の前後に飲むことでダイエット効果があると言われます。血糖値の急激な上昇を抑えると、なぜダイエット効果があると言えるのでしょうか。

食事をすると血糖値が上昇し、膵臓からインスリンが分泌します。インスリンは、血液中のブドウ糖をエネルギーに変えるはたらきを持ちますが、余った分を脂肪として蓄積してしまうのです。

カテキンは血糖値の上昇を抑えることで、インスリンの過剰な分泌→脂肪として蓄積という流れを抑えます。そのため、ダイエットサポート効果があると言われているのです。

2-2.ビタミンCの美肌効果

ビタミンCはシミの原因となる、メラニンが皮膚に沈着するのを防いでくれるはたらきを持っています。

メラニンのはたらきを抑制することで、肌の白さを保ってくれるのです。

また、お茶のビタミンCは熱で壊れにくい性質も持っているので、ホットの緑茶でも美肌を維持する効果が期待できます。

2-3.カテキンの便秘予防効果

カテキンには、腸内の善玉菌を増やすはたらきがあるとされています。ビフィズス菌や乳酸菌と言った善玉菌を増やす一方、悪玉菌は減らしてくれるのです。

継続的に緑茶を飲み続けることで、よい腸内環境をサポートしてくれます。

2-4.カテキンが風邪の対策に?

カテキンには殺菌、抗菌作用があり、風邪の予防に効果があると言われています。

冬の時期は水分補給として緑茶をこまめに飲む方法がおすすめです。

風邪のウイルスは水分の少ない粘膜を好みます。水分補給をすることで、常に喉を潤しておくことも感染対策となり、二重の効果が期待できるのです。

3.粉末緑茶を選ぶ3つのメリット

緑茶を飲む方法として「粉末緑茶」を選ぶメリットはどのようなところにあるのでしょうか。主に3つのメリットがあります。

3-1.粉末緑茶はお茶の栄養が丸ごととれる

お湯で抽出した緑茶を飲んだ場合、茶葉の成分は30%ほど抽出されると言われています。つまり、茶葉の栄養成分は7割残ったままなのです。

しかし、粉末緑茶なら茶葉そのものを、丸ごと飲みます。茶葉の栄養素を少しも残さずにとれるのです。

緑茶を美容・健康のサポートに活用したいと思う方は、栄養を余さずとれる粉末緑茶がよいでしょう。

3-2.お茶を飲む習慣が長続きしやすい

粉末緑茶は完全に溶けることはありませんが、水分とサッと混ざり合うので作るのが簡単です。

お湯でも冷水でもサッと混ざり合い、手軽に飲めるので緑茶を飲む習慣が長続きしやすくなります。冷水の場合はボトルに入れて、ちょっと振れば瞬時に完成。手軽です。

3-3.ゴミが出ない

緑茶を茶葉からとると、茶葉のゴミが残ります。しかし、粉末緑茶ならそのまま全部飲んでしまうので、ゴミが残らず手軽です。

便利で栄養がしっかりとれておいしい。これが粉末緑茶の魅力なのです。

4.粉末緑茶を効果的に飲もう!

通常の緑茶より手軽に飲める上に、緑茶の栄養が丸ごととれるのが粉末緑茶の魅力です。

茶葉の栄養を丸ごととれる点が最大のメリットと言ってよいでしょう。

ホットでも冷水でも手軽に飲めるので、日常の習慣として定着しやすいのも魅力です。ぜひ日々の暮らしの中に”粉末緑茶習慣”を取り入れてみてくださいね。

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