花粉症など、鼻水や目の症状などアレルギー症状に悩まされていませんか?
緑茶を飲むことでそれらのアレルギー症状を抑えることができるかもしれません。
最近の研究で、緑茶に含まれる「カテキン」はアレルギーを抑制する作用があることが分かっていています。
緑茶を飲むだけでアレルギー症状が緩和するなら試してみたいという方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、緑茶のアレルギー抑制作用についてご紹介します。
Contents
1.緑茶のアレルギー抑制作用
アレルギーはウイルスなどの異物が体内に入ったときに、攻撃して守る「免疫」という仕組みが過剰反応してしまって起こる症状です。
鼻炎や咳、蕁麻疹など、様々な症状があり、鼻水やくしゃみなどが起きる花粉症もアレルギーの一種です。
近年の研究で、緑茶に含まれるカテキンが、この作用を抑えることでアレルギー症状を改善してくれることが分かっています。
特に花粉症や、ほこりやダニなども原因になる通年性アレルギー性鼻炎などで起きる眼や鼻の症状を緩和する効果が期待できます。
最近ではこの効果に飲料メーカーも注目していて、アサヒ飲料のペットボトルタイプの「めめはな茶」など、緑茶のアレルギー作用を表示した緑茶も販売されています。
2.アレルギーに効果が期待できる品種
アレルギーに効果があるのは「メチル化カテキン」という種類のカテキンです。
この「メチル化カテキン」は、「べにふうき」という種類の緑茶に多く含まれる栄養素です。
緑茶は多くの人が一度は聞いたことがある「やぶきた」などが有名で、日本で栽培されている緑茶の7割以上が「やぶきた」です。
残念ながらやぶきた種の緑茶は、抗アレルギー作用が低いことがわかっていて、たくさん飲んでもあまり効果はありません。
アレルギー対策に緑茶を飲むのであれば、「べにふうき」を選んで買う必要があります。
べにふうきは栽培数が少ないので、インターネット販売などで購入するのがおすすめです。
尚、先ほど紹介した「めめはな茶」もべにふうきの茶葉を100%使用していて、手軽に飲めるアレルギー対策の緑茶としておすすめです。
3.長期間飲み続けるとより効果的
緑茶の抗アレルギー作用は、薬のようにすぐに効果が表れるものではなく、続けることでゆっくり効果が出て来るものです。
緑茶のアレルギー作用に関する研究でも、長期的に飲むと効果が高まることがわかっています。
特に花粉症対策をする場合は、1.5ヶ月前くらいから習慣的に飲み続けると高い効果が期待できます。
また1日に1杯だけよりも、3~4杯以上飲むとより効果が期待できます。
朝昼晩の食事と一緒に緑茶を飲んだり、休憩時間に飲んだりするなど、ある程度飲むタイミングを決めておくと習慣化しやすいです。
まとめ
緑茶のアレルギー効果について解説しました。
「べにふうき」という種類の緑茶がアレルギー効果が高く、毎日習慣化して飲むことでくしゃみや鼻炎、涙目など眼や鼻の症状を和らげることができます。
ただし、アレルギーは疾病で個人差もあります。
アレルギー症状が気になった場合は、まずは病院で診察してもらうことをおすすめします。
病院の薬やマスクなどの基本的な対策をした上で、その補助的なものとして緑茶を取り入れて、つらい症状を和らげる方法として使ってみてはいかがでしょうか。