カテキンに副作用があるってほんと!?カテキンのリアルを学ぼう!

カテキンには抗酸化作用や抗菌作用などがあり、アンチエイジング、風邪対策など健康な体作りに役立つ働きを数多く有しています。一方で、いくら体に良くても限度というものが存在します。

健康のためにカテキンを摂取していたのにいつの間にか悪影響が出ていた!なんてことにならないように、今回はカテキンの副作用についてご紹介していきます!

Contents

1.カテキンってそもそもどんな効果があるの?数々の効果を紹介!

カテキンってなんですか?と質問されたとき皆さんはどのように答えますか?

そんな方のために、まずはカテキンについて説明するところからスタートしましょう!

カテキンとはポリフェノールの一種でお茶の苦みを生み出している成分です。濃いお茶を飲んだとき、「にがっ!」って感じることはありませんか?その正体がカテキンなんです。

様々な効能を持っており、ここではほんの一部の紹介にとどめておきます。

例えば、アンチエイジングに効果的な抗酸化作用や風邪、インフルエンザに効果的な抗ウイルス作用なんかもあります。

その他にも、抗がん作用、血糖値を下げる作用、コレステロール抑制作用などがあります。

これらはほんの一部に過ぎないのでカテキンの効能に興味を持った方は是非調べてみてください!

ちょっとだけ補足しておくと、ダイエットやむくみにも効果的と言われており、健康維持や美容目的でカテキンを摂取するケースもあります。

カテキンの様々な効果について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

2.カテキンって何に含まれているの?

 

カテキンがいかに優秀な成分なのかを理解していただけましたでしょうか?

じゃあどんな食べ物に含まれているの?と思いますよね。それではカテキンが多く含まれている食べ物(飲み物)を紹介していきましょう!

①緑茶リーフ、緑茶粉末

緑茶リーフ、つまり茶葉で入れるお茶や粉末状になっていてお湯に溶かして飲むタイプのものが最もカテキンを含んでいると言って間違いないでしょう。

値段的にもお求めやすさ的にも、カテキンに興味がある!という場合の入門編にピッタリかもしれません。

②トクホの緑茶

近年コンビニやスーパー、どこに行っても目にすることの多いトクホの緑茶。

買ったら飲むことができるので、外食後などちょっとしたタイミングで摂取できるので手軽さでは一番かもしれません。

③ペットボトルの緑茶

緑茶といえば真っ先に思いつくのがペットボトルの緑茶ではないでしょうか?

しかし残念ながら上位2つと比べてしまうと含有量はかなり少ないためカテキンの効果はあまり見込めないかもしれません。

その他にココアや大豆にもカテキンは含まれていますが緑茶以上の含有量はありません。

最も効率よくカテキンを摂取したいなら緑茶がベストと言えるでしょう!

3.カテキンのベストな摂取量ってあるの?

カテキンが体に良いこと。自分で淹れたお茶の方がより含有率が高いことは良く分かったけど、どれくらい飲めば良いの?と思ったでしょう。正解は…540㎎/日です!

ただこれは脂肪燃焼に役立つと言われている推奨量であり、得たい効果によって摂取の目安量は変わる。

  • カテキンを540mg摂取すると考えたときに必要なお茶の量を種類ごとに解説!

①緑茶リーフ、緑茶粉末の場合

茶葉での場合は淹れ方によってもカテキンの濃度の違いはありますが、湯呑10杯(1杯あたり約60ml)程度が目安になってくるでしょう。

10杯は流石に厳しいという方は、淹れ方を一工夫してみましょう。

抽出の温度を高くしてみたり、抽出時間を長くしてみたりすると一杯あたりのカテキン濃度が濃くなり、飲む量自体は少なくなります。(ただ、カテキンが濃くなるほど苦みが増すので要注意…)

②トクホの緑茶の場合

トクホの場合は350mlのペットボトル一本で一日分のカテキンを摂取できるケースが多いです。一日一本、約150円ぐらいの出費にはなりますが一番継続しやすいカテキン摂取方法かもしれません!

③ペットボトルの緑茶の場合

ペットボトルの場合1日に500mlを最低2本は飲まなければなりません。

最低1000mlですよね…ちょっときついかもしれません。となると選択肢としては最下位になるでしょう。

4.カテキンに副作用があるってホント!?

カテキンは黒豆やココアにも含まれていることを説明しましたが、効率的な摂取方法を考えるならば、自然と選択肢は緑茶になってくるでしょう。

良い点も沢山あるのですが、緑茶には当然カテキン以外の成分も含まれているので、副作用にも注意しなければなりません。

例えば、茶カテキン摂取するとき、カフェインも一緒に摂取してしまうのは仕方がありません。

妊婦の方が飲んでしまうと胎児までカフェインが届く可能性が高くなるとされています。胎児はカフェインを排除する能力が低いため、カフェインが分解できない状態に陥ってしまうので要注意です!

こちらも、あくまでも一例ではありますが、特定保健用食品に使われているカテキン成分の一部で空腹時飲用した結果、肝障害が起きたという事例もあります。

お茶に含まれている高濃度茶カテキン(天然茶葉から抽出したポリフェノン)が原因ではないかという指摘もあるようです。

5.カテキンの副作用は防げる!?

妊婦の方はカフェインを取らないことが一番です。

また、茶カテキン自体の副作用ですが、それ自体に問題があるのではなく、高濃度茶カテキン入りのお茶を何の注意もなく毎日飲むことが危険であるという意識が大切です。

高濃度茶カテキンには危険性もあることを知ったうえで選ぶようにしましょう!

特定保健用食品ではないペットボトルの緑茶は、そういった点では味わいは変わらず、カフェインも緑茶リーフよりはるかに少ないので、気軽に飲めるはず。

少しでも「心配だな」と感じた方がいらっしゃれば、自然の中で育てられた緑茶リーフや緑茶粉末をおススメします!こちらであれば過剰に飲みすぎることがなければ、健康促進の助けになることは間違いないでしょう。

まとめ

「カテキンは健康に良い」というのは紛れもない事実。しかし、一度人間が手を加えてしまったり、過剰に摂取しすぎたりしてしまえば毒にもなってしまうのもまた事実。

1日540mgという量を一つの目安にしてみるのがいいかもしれません。

妊婦の方は胎児がカフェインを分解できないこと、また高濃度茶カテキンは摂取しすぎれば体にとって毒になりうることがカテキンの副作用であることを念頭に置いて、カテキンとうまく付き合っていきたいですよね。

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