ダイエットしよう!と考えたとき、あなたはどのような手段を思い浮かべますか?例えば「運動」「食事制限」「生活習慣の見直し」さまざまな方法がありますよね。しかし、どれも継続するのはなかなか難しいものです。
では、一日5分、準備するものは「湯呑とお茶だけ」だったらどうでしょう?しかも、効果が期待できるのなら、今すぐ試す価値アリ!ですよね。お茶を使ったダイエットなら……なんだか続けられそうな気がしませんか?
実は、お茶に含まれる「カテキン」にはダイエットに効果的な成分が含まれているのです!「カテキン」の効果的な摂取の仕方を知って、明日からのダイエットや肥満防止に生かしましょう!
Contents
1.カテキンって何?
カテキンは緑茶に含まれる「渋み」成分の基となるものです。
非常に酸化しやすい成分のため、茶葉が発酵した状態の紅茶やウーロン茶には、緑茶ほどカテキンは含まれていません。
2.カテキンはなぜダイエットに効果的?
最近お腹が出てきて体重も増えたという方はいませんか?
原因は食べすぎや運動不足、挙げればキリはないですが、つまるところ体脂肪ですよね。
実はカテキン、体脂肪を落とすサポートをしてくれるんです!
2-1.そんなカテキンの働きとは?
口から摂取した脂肪は分解されて、初めて体内に吸収されます。つまり、分解されなければ脂肪は吸収されないのです。
カテキンの中でも、「ガレート型カテキン」が脂肪の分解を邪魔し、吸収を緩やかにしてくれます。その結果、内臓脂肪が減少し、ダイエット効果を得られることになるのです。
さらに、もう一つカテキンには「脂肪の代謝を改善する」という働きも備わっています。この二つの働きによって、ダイエットのサポートをしてくれます。
つまりカテキンは脂肪の大敵なんです!
カテキンが体脂肪に作用にする理由を詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
3.ダイエットに最適な茶葉は「緑茶」だ!
カテキンは酸化しやすい成分のため、製造過程で発酵が行われる紅茶やウーロン茶は多くのカテキン成分が失われてしまいます。
一方、緑茶は発酵を行わないためより多くのカテキンが含まれています。
実際の各茶葉のカテキン含有量の違いはこちら(100mlあたりの量)
ウーロン茶 | 30mg |
紅茶 | 14.5㎎ |
緑茶 | 40~200㎎ |
なんと、ウーロン茶や紅茶と比べると、緑茶には100mlあたり1.5~5倍、中には10倍近くのカテキンが含まれていることがわかりますね!
実は、緑茶の中でも「玉露<煎茶<深煎り茶」の順番で含有量は増えていきます。選ぶ際に是非参考にしてみてください!
4.カテキンの有効濃度から考える最適なお茶の摂取量
個人差はあるものの、カテキンを約540mgを摂取したあたりから効果が出ると言われています。このデータを基に緑茶のみで摂取しようと考えたとき、どれくらい緑茶を飲まなければいけないかを考えて見ましょう!
- 一般的なペットボトルのお茶
- 特定保健用食品のお茶
- 茶葉
1.一般的なペットボトルのお茶の場合
カテキン含有量 | 40mg(100mlあたり) |
必要な量 | 1350ml(ペットボトル2~3本) |
この量をペットボトルに換算すると500mlペットボトル3本を飲めば最低限の摂取量は確保できると言えるでしょう。
2.特定保健用食品の場合
カテキン含有量 | 150mg(100mlあたり) |
必要な量 | 360ml(ペットボトル1本) |
この量をペットボトルに換算するとわずか一本で摂取可能です。
現在はどのコンビニでもトクホの緑茶は購入可能となっているので最も手軽な方法の一つと言えるでしょう!
3.茶葉
カテキン含有量 | 40~200mg(100mlあたり) |
必要な量 | 1350~270ml(湯呑2~3杯) |
カテキンが200mg含まれている場合は急須で入れたお茶を飲むのが最も効率的ですね!
では、なぜ茶葉で淹れた場合カテキン含有量に差が出るのか。
ポイントは抽出時間にあります。抽出に10分かけた場合、カテキン含有量はもっとも高く。1分以下だと含有量は最低を記録しました。
ここで注意していただきたいのは、カテキンを含む量が多くなるほど、渋みが強くなるので苦く感じます。
自分が「おいしい」と思える濃さのお茶を淹れることが、カテキンでダイエットを長続きさせるコツですね!
5.ダイエット効果を優先させるなら茶葉、もしくはトクホの緑茶!
5-1トクホの緑茶のメリット・デメリット
トクホの緑茶の場合、1日1本でカテキンを目標の540mg摂取することができます。
1本あたり、130~160円当たりで販売されているケースが多いので、継続して購入できるかはお財布事情との相談になります。
また購入の際は、口コミを参考に「どのような味か」を要チェックすると良いでしょう。
種類によって、好き嫌いが分かれるケースもあるので「味の好み」も大切です!
5-2茶葉のメリット・デメリット
「お茶を飲もう」と決めてからお湯を沸かし、茶葉を急須に入れて……と準備が色々あって面倒に思う人もいるでしょう。しかし、茶葉の種類にもよりますが、一袋100g~300gほど入っており、価格も1000円以下のものは数多く揃っています。
一杯(湯呑3杯分程度)とし、毎日飲んでも100gだと20日分、300gだと60日分使うことができます。茶葉の方がトクホのお茶と比べると経済的です!
もう一点、茶葉で淹れると自分の好みの味に調整できるというのは嬉しいですね。気分に合わせて苦みの強いお茶にするか、まろやかなお茶にするか。好きな味を探すのも楽しそうです!
6.ダイエットに効果的なお茶を飲むタイミングは食事中と運動直前?
カテキンには2つの効果があるとご紹介しましたが、それぞれに効果的なタイミングがあります!
①脂肪吸収の抑制効果
ベストタイミングは食事中です。太る原因は脂肪。脂肪は食べたものから吸収されるので、食事と一緒に摂取することにより脂肪吸収を抑えます。
②脂肪代謝の増加
ベストタイミングは運動前です。カテキンは脂肪を燃焼するサポートをしてくれるので通常よりも効率よくカロリーを消費することができるでしょう!
ただし、飲みすぎるとカフェインの利尿作用によりお手洗いが近くなったり、水分不足になったりする危険もあるので適度な量を飲むことをおすすめします。
7.まとめ
有効濃度540mgという数字は常に意識しないと摂取することは難しそうですが、まずは、いつも水やジュースを飲むタイミングを意識的に緑茶に変えてみてはいかがでしょうか?
カテキンを継続的に摂取することでダイエット不要の、脂肪に負けない健康的な体を手に入れましょう!
カテキンが多く含まれる緑茶でダイエットする方法の記事も合わせて参考にしてください。